スーパーでの賢い買い物

スーパーの棚に置かれた商品。

驚くことではありませんが、スーパーマーケットは、利益改善と購買意欲向上を目指して、あの手この手で消費者に働きかけてきます。すべてのスーパーが、小売業者が売上向上のために行う施策を目に見える形で行っていますが、中には、あなたが思っているより微妙で見えづらいものもあります。

消費者を意識した記事やドキュメンタリーで、こうした話題が多く取り上げられるようになっているので、わかりやすい策略は、それを知られることなく小売業者が実行するのは難しくなりつつあります。消費者は以前より賢くなっており、私たちが知らないうちにできることは多くないでしょう。ここでは、スーパーで週末の買い出しをするときに気を付けるべき、小売のトリックをご紹介しましょう。

隠された生活必需品

通い慣れたスーパーなら、何の商品がどこに並んでいるのかは大体わかっていることでしょう。しかし、初めて訪れた客には、欲しい生活必需品がどこにあるのか、ほとんど想像できないかもしれません。スーパーの中には、牛乳、パン、卵といった生活必需品を店内のわかりづらい場所に置くことで、それらを買いに訪れた初めての客が、通路をさまよう中で他の商品も手に取るようにしている店舗があります。

確かに、これは忘れていた必需品を思い出させるのに役立つかもしれませんが、無駄な出費を抑えるには、当初の目的以外のものに手を出さないことが重要です。スーパーはそのことがわかっているのです。

ヒント:家を出る前に買い物メモを作成し、必要なもの以外は買わないこと。時が経つにつれて、節約される金額に驚くかもしれません。

不必要なまとめ買い

1つ買うと1つが無料、あるいは200円で2つ買うとおまけが付いてくる、など。これらはすべてお得な買い物に見えます。しかし、場合によっては、要らないものを買わせるための仕掛けかもしれません。また、まとめ買いや特定サイズのパッケージの値引きが、一見お買い得でも、他の商品や別サイズのパッケージと比べてみるとそうではない場合もあります。こうした値引きでは、確かに安く買えたとしても、本来は必要としていないものを買わされていたり、場合によっては割高になることもあるのです。忘れてはいけないのは、スーパーが、お客は急いでいることが多く、全体像を把握する時間がないことを知っている、ということです。

ヒント:急がず、チラシに目を通す時間を取ること。チラシの大きい文字は目を引きますが、グラム当たり、リットルあたりの単価を調べると、見出しの値段が実際は他のサイズや商品より高い場合が多いことに驚くことでしょう。

買い物の習性を知る

スーパーで一番安い商品が陳列されているのは、ほぼ間違いなく、かがまないと手が届かない棚の一番低い所です。値札がよく見えない場合も多いでしょう。ほとんどの人は、もっと近くの楽に手が届く中段の商品を買うことになります。こうした場所には最も利益の高い商品、つまりスーパーが買ってほしい商品が常に置かれているのです。

レイアウト、音楽、色、製品タイプはすべて、人間に関する業界専門家が定める原則に基づいて決定されます。彼らは、私たちの考え方を知っている心理学や行動科学の専門家なのです。また、知識がある買い物客は毎週の買い出しで有利な買い物ができますが、そのためには少し時間をかけて、通路で手に取るように仕向けられている商品を意識することが重要です。